毒(1)

  • 2013.08.14 Wednesday
  • 23:36

*

「私のこの地方では、一昔前までは、葬列というものは、雨であろうと雪であろうと、笛を吹き、かねを鳴らし、キンランや五色の旗を吹き流し、いや、旗一本立たぬつつましやかな葬列といえども、道のど真ん中を粛々と行進し、馬車引きは車をとめ、自動車などというものは後にすさり、葬列を作る人びとは喪服を晴着にかえ、涙のうちにも一種の晴れがましささえ匂わせて、道のべの見物衆を圧して通ったものであった。死者たちの大半は、多かれ少なかれ、生前不幸ならざるはなかったが、ひとたび死者になり替われば、粛然たる親愛と敬意をもって葬送の礼をおくられたのである。

いま昭和四十年二月七日、日本国熊本県水俣市出月の、漁夫にして人夫であった水俣病四十人目の死者、荒木辰夫の葬列は、うなりを立てて連なるトラックに道をゆずり、ぬかるみの泥をかけられ、道幅八メートルの国道三号線のはしっこを、田んぼの中に落ちこぼれんばかりによろけながら、のろのろと、ひっそり、海の方にむけて掘られてある墓地にむけて歩いて行ったのだ」

(『苦海浄土』 石牟礼道子)


心をむしばむ「毒」って、こういうことなんじゃないかな・・・と思います。


お盆に、ご先祖様をお迎えにいくならわしって良いなぁと思うんですが

好きとか嫌いに関わらず、子供の頃は行われているものでした。

そういうふうに、亡くなった人を、死後も大事に、尊重しているのだと

なんとなく感じる空気が

「自分」の「心」や「価値観」を少しずつ、作っていくのだと思います。






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