『告白』

  • 2018.03.05 Monday
  • 00:05

*

図書館で「少し前のベストセラー」という棚にあって借りて帰ったのですが

 

初版は2008年、もう10年も前ですね。

 

少し前て・・・

 

図書館の予約待ちってすごいんだなぁ。

 

 

さて、本題です。

 

冒頭いきなり、何の説明もなく主人公の女性教師の独白形式で始まり

 

そのまま最後までいく―

 

というスタイルに引き込まれて、サーッと読んでしまいました。

 

女性教師、クラスの女生徒、加害者少年の母、加害者の少年B、加害者の少年A、最後にまた女性教師

 

の順番で、独白(手紙や日記だったりもする)の章で構成されています。

 

登場人物、特に加害者少年のAとBの行動が

 

意外に短絡的というか、

 

それが思春期の少年ならではの不安定さなのかもしれませんが

 

「え、そんな理由で?」

「え、そんなこと言う?」

 

という行動に出るので、登場人物に共感できなかったですが

 

そういう心理は置いておいて

 

ミステリーって面白いな〜と思いました。

 

第1章の「聖職者」、

 

この短編だけで一旦完結しているのに

 

それに続く5つの章で真相が明らかになっていき、

 

ラストに向かって主人公・悠子の復讐が完遂していく様子にドキドキしました。

 

絶対に許せない人間に対して、自らの手で復讐する悠子。

 

最後の場面では、復讐が終わって私は妙にスッとしました。

 

この復讐の仕方って残酷だなぁ。

 

架空の話だから言えることですが^^;

 

 

小説を読む理由って

 

1つに登場人物や著者への共感、

 

それから、登場人物の行動でストレス発散する

 

というのがあると思うんです。

 

私の場合ですが、この小説でストレスが少し発散できたかもしれません。

 

誰かのことを傷つけたいとか、暴力的な衝動とか

 

そういう気持ちをあまり持っていないつもりですが、心のどこかにはあるのかもしれないな、と思います。

 

悠子の吐く言葉や行動に、ちょっとスッキリしたからです。

 

 

直接、当事者を害するのではなく

 

心理的に追いつめたり、家庭を崩壊させたり、その人の愛する人を傷つけたり・・・

 

という方法を取るところが、悠子の残酷で本気なところ。

 

この小説を読んだら、映画化したいって思うよねーと思いました。

 

 

あなたは、被害者の復讐はどこまで許されると思いますか?

 

もし自分が被害者だったら?

 

もし自分が加害者だったら?

 

もし自分が加害者の家族だったら?

 

立場を変えて、考えてみてください。

 

 

 

 

*

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今週、月曜・火曜・木曜午前・金曜は

神戸三宮にOPENしたアロマケアルーム IN GREEN にいます。

三ノ宮駅東改札から徒歩5分

よろしくお願いいたします。

 

 

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『和菓子のアン』

  • 2014.01.08 Wednesday
  • 01:11
 小説を読むことは、ほとんどなく久しぶりで

しかも、自分では買わないタイプの本だったので

言葉づかいとか、色々新鮮でした。

初出の季刊「ジャーロ」という雑誌はティーンズ向けの本なのだろうな・・・などと思って読んでいたら

今ネットで見たら、ミステリー専門誌のようです。


高校を卒業して、やりたいこともなく、二ートになってしまいそうだった主人公のアンちゃんが

デパ地下の和菓子やさん「みつ屋」で、

一緒に働く人たちや、和菓子を通して成長してゆく姿と並行して

ちょっとした謎が全編につながっているほのぼのミステリー。

そして、和菓子の知識が各編にてんこ盛りです。

いまどき感です。


登場人物がみんなそろって善良で

読後感さわやか。

「ミステリー小説」と言いながら、この内容(ほのぼの)というのが良いなぁと思います。


残忍な、とか、冷酷な、とか、怪奇とか、猟奇とかより

ある意味、挑戦しているような気がします。


ネガティブなものに人は引かれるので、毎日、暗いニュースがことさら強調して流されていますけれど

実際には、こうして市井の人びとが毎日真面目に働いていて

良いニュースが沢山あるものです。







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『しあわせの書 迷探偵ヨギ ガンジーの心霊術』

  • 2013.08.25 Sunday
  • 01:53
 著者・泡坂妻夫氏は、作家でもあり、マジシャンでもあったそうです。

昭和62年の文庫書下ろし。

なんでまたこんな本を私は持ってるの・・・という感じですが、この本を手にした人は

同様のいきさつの人が多いかもしれません。

それは、この本が「タネもしかけもある本」だからなんですが

その秘密は、「未読の人に明かさないでください」

ということなので、もし、いつか、機会あれば探ってみてください。

********

ヨギ ガンジーというあやしい「おっちゃん」、不動丸、美保子というトリオが

コメディータッチで謎を解き明かすミステリー。

巨大な新興宗教団体“惟霊講会”は、二代目教祖の継承問題で揺れています。

この争いに巻き込まれた3人は、

死んだはずの信徒、失踪したはずの信徒たちとともに、

人里離れた山の中で、二代目教祖を決めるための「断食の行」に参加することに。

さて、二代目に選ばれるのは、初代と血のつながりのある清林寺か、

それとも霊力を持つ、美貌の女・瑠璃子か・・・?

しかし、実はこれは、綿密に練られた集団殺人計画だった?!


というストーリーです。


久しぶりに読んだ「往年のミステリー」というか、

著者が、トリックを見破ろうとする読者に、トリックをばらさぬように

その知恵比べを楽しんでいるかのようでした。


この本、実はちょっと読みづらかったのですが(不適当な文字使いがある。あるところでは漢字だった同じ言葉が、違う場所では仮名になっていたりする)、

それが、この本の秘密にかかわる部分であります。

著者が、人生を楽しまれていた方なのだと伝わってくるようです。



(ネタバレになるので、中途半端なレビューでごめんなさい。つまり、この本自体が、マジックの道具?になるよう、工夫されています。)




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『名もなき毒』

  • 2013.08.13 Tuesday
  • 01:59
 ミステリーはなるべく読まないようにしているのは

時間を制御できなくなるからです・・・

が、なんだかんだいいわけを用意して、読んでしまって夜が明けます。

そして、そんなにもなんで小説を読みたいのかっていったら

作家さんのことが好きだからです。

私の場合、小説を読む楽しみといったら、端的に言って

作家さんの人間性にふれて、明日もがんばろう、と思うことです。

それは、エンターテイメント小説でも純文学でも同じで、むしろ、エンターテイメント小説の方に、人間性というのは出てしまうものじゃないでしょうか。

そして、そんな作家さんの筆頭である宮部みゆきさんが、私は好きでたまりません!


この小説の連載が始まったのは2005年、

「普通」ってなんだろう?

社会に広がる「毒」って、どうしてこうも人をむしばむんだろう?

理不尽さに負けそうな時に、言葉で希望を与えてくれた宮部みゆきさん。

もちろん、いろんなスタンスの作家さんがいらっしゃって当然なんですが、私は

 時代に挑む、

 プラス、その人なりの価値観を示す、

 そして、それがなるべく希望的なもの・・・

という仕事(work)が、なんであれ、単純に、すごく好きです。



「『その娘に、正義なんてものはこの世にないと思わせてはいけない。それは大人の役目だ。なのに果たせん。我々がこしらえたはずの社会は、いつからこんな無様(ぶざま)な代物に堕ちてしまったんだろう』」


「『立派な人間と言いましょうよ』北見氏は疲れた顔で微笑んだ。『こんなにも複雑で面倒な世の中を、他人様に迷惑をかけることもなく、時には人に親切にしたり、一緒に暮らしている人を喜ばせたり、小さくても世の中の役に立つことをしたりして、まっとうに生き抜いているんですからね。立派ですよ。そう思いませんか』」


「それはいわば、この世の毒を浄める仕事だ。職を捨てても、この世の解毒剤になるにはどうしたらいいのか、あなたは考えたかった。模索し、試したかった。・・・だから北見氏は歩き出した。

そこに希望があるという、確証はなくとも。

だが希望はあったのだ。・・・彼の歩みで確かに助けられた人たちがいた。」






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